飲食業界の人手不足対策に使える設備備品
◆どの業界も人不足の悩みはつきませんが
昨今特に飲食店業界は「人が足りない」と悩まされています。人が採用できれ
ばそのような悩みは解消されていくと思いますが、なかなかすぐには解決できな
い課題でしょう。飲食店を継続していく上での損益計算で売上100に対して材料
費と人件費の合計が60以上だと要注意といわれています。また水道光熱費が8以
上であると使いすぎているようです。
そのような人不足、コスト削減につながるであろう設備備品についてみていき
ます。
◆沸騰時間短縮寸胴
寸胴鍋ですが、鍋底に炎をキャッチしやすくなるフィンがついている寸胴です
。
特長としては炎をキャッチしやすいフィンがついているため、同じ火力で効率
的に鍋が温まります。一般的な60cm寸胴とフィン付きを比べると40分ほど短い時
間で沸騰します。
ざっくり年52,000円と年400時間の短縮になります。従業員に早く出てきても
らって仕込んであるスープを暖めてもらう時間を短くできそうです。
◆テーブル脚自動調整アジャスター
次は1セット5,000円ぐらいで導入できる製品です。ホールにあるテーブルはガ
タガタすることがありますが、毎日開店前にテーブルの脚の調整をされている店
も多いでしょう。そんな手間を自動調整の脚が解決します。ガタガタしていたと
しても、特殊な粘弾性体によって物の数秒でテーブルのガタつきが解消されます
。
特にカフェで効果があるでしょう。毎日たくさんのテーブルを調整するのは大
変です。自動で調整してくれれば他の準備に時間を回すこともできます。
◆他の業界でも色々な製品で時短が図れる
今回は飲食店に注目しましたが「時間」は会社の経営資源(ヒトモノカネ時間
)です。しかし時間短縮=コスト削減だけでなく従業員満足UP、お客様サービス
UPにつなげたいものです。経営者が大きな改善に投資して、現場で小さな改善を
積み重ねていくことが重要です。利益・資源を未来の会社・お客様・スタッフに
投資することが繁栄する会社づくりにつながるでしょう。
担当:内山 雄介