財産評価の基礎知識
土地
土地は、原則として宅地、田、畑、山林などの地目ごとに評価します。土地の評価方法には、路線価方式と倍率方式があります。路線価方式路線価方式は、路線価が定められている地域の土地の相続税評価方法です。路線価とは、路線(道路)に面する標準的な宅地の1平方メートル当たりの価額のことで、千円単位で表示されていま…
建物
建物は、財産評価基本通達では「家屋」の評価として定められています。自用家屋の評価額は、固定資産税評価額と同じになります。固定資産税評価額は、毎年4月頃に送られてくる固定資産税の納税通知書に同封された、課税明細書に記載されています。貸家貸しアパート、貸しマンション、貸家など、賃貸されている建物について…
有価証券
上場株式とは、金融商品取引所に上場されている株式をいいます。上場株式は、その株式が上場されている金融商品取引所が公表する課税時期の最終価格によって評価します。課税時期とは、被相続人が死亡した日や贈与を受けた日のことです。ただし、相続開始日の最終価格が、次の3つのうち最も低い価額を超える場合は…
保険金
死亡保険金被相続人の死亡によって取得した生命保険金や損害保険金で、その保険料の全部又は一部を被相続人が負担していたものは、相続税の課税対象となります。 この死亡保険金の受取人が相続人(相続を放棄した人は含まれません。)である場合、全ての相続人が受け取った保険金の合計額が次の算式によって計算した非課税…
現金・預金
現金は相続開始日現在の現金残高になります。なお、相続開始直前に出金した現金を葬儀等で支出した場合、この現金は相続開始日現在は現金として存在していますので注意が必要です。普通預金原則として、普通預金は相続開始日現在の預金残高が相続税評価額となります。課税上弊害がない場合(多額ではない場合)は、既経過利息は相続財産…
ゴルフ会員権
ゴルフ会員権は課税時期における通常の取引価格の70%に相当する金額によって評価します。 この場合において、取引価格に含まれない預託金等があるときは、次に掲げる金額との合計額によって評価します。(1) 課税時期において直ちに返還を受けることができる預託金等 ゴルフクラブの規約などに基づいて課税時期におい…