コンビニ決済可能なQRコード納付手続き
◆税のコンビニ決済は前からあった
平成20年にバーコード付納付書が登場しました。このバーコード付納付書は、
1枚につき30万円以下の納税額であれば、コンビニで支払いができるものです。
ただし、確定した税額を期限前に通知する場合(所得税の予定納税等)や、督
促・催告を行う場合等の、特殊条件以外の納付の場合は「確定した税額について
、納税者から納付書の発行依頼があった場合」とされており、税務署等で申告書
を提出する際にその旨を伝えると発行してくれるものでした。また国税庁のWeb
サイトには「混雑状況等により、発行までに相当のお時間がかかる場合がありま
す」という前置きがしてあり、「即時発行では無い」と言いたいようです。
◆平成31年1月4日からQRコードに!
来年年始から、確定申告書作成コーナー及び国税庁ホームページに、QRコード
(PDFファイル)を印字した書面が作成できるコーナーが新たに追加されます。
このQRコードをコンビニのキオスク端末(LoppiやFamiポート)で読み取らせる
事によって、バーコード(納付書)が発行され、税の納付ができる仕組みです。
QRコードさえ読み込ませればよいので、スマートフォンやタブレット端末にフ
ァイルを保存して、端末画面に表示する事によってキオスク端末に読み取らせる
事も可能です。
◆あれ? セブン-イレブンは?
現状利用可能なコンビニとして名前が挙がっているのは「ローソン、ナチュラ
ルローソン、ミニストップ、ファミリーマート」のみです。全国に2万店舗ほど
ある、セブン-イレブンの文字はありません。対応しないのでしょうか?
また、従来のバーコード付納付書同様に、1枚あたりの納付金額は30万円以下
でなければならないようです。
ダイレクト納付、インターネットバンキング、クレジットカード納付、振替納
税、そしてコンビニ納付と昨今では納付方法も多彩に選べます。ご自身の生活に
合った納付方法を選択してみてはいかがでしょうか。
※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。
担当:内山 雄介