飲食店へのアドバイス
いままで、売上が前年を下回ったことのないお店が、9月に前年割れを起こしてしまいました。
以下は私がその店のオーナーに行ったアドバイスです。
数値は守秘義務に反さない程度で、実際に近い数字です。
業態:バー個人経営
売上前年対比91%(▲9%)
来店客数 男性客 女性客 来店組数 客単価前年 730名 500名 230名 475組 ○○円今年 630名 490名 140名 440組 前年対比107%
ざっと見て分かること、来店客数の低下が売上減少につながってしまった。
以上!!
・・・では、お金はもらえません。やっぱり。
店の来店客のうち、ほぼ5割は1名でカウンターに座るお客さんなので(この傾向は今年も前年も同じです。)、
実際の来店組数のうち、2名以上のグループ客は
前年475組×50%=237組今年440組×50%=220組
と仮定できます。
したがって、2名以上で来店した客の人数は、
前年 730-475+237=492名今年 630-440+220=410名
と計算できます。
2名以上のグループ客の来店組数は前年より17組しか減っていないのに、グループ客の来店人数は82名も減っています。
この結果から、今まで3名4名で来ていたグループ客が2名3名になっている。
という仮定が出来ます。
また、客単価に関しては、女性客が減っている分単価があがった?という仮定が出来そうです。
女性客の減少も気になるところです。業態傾向から女性の一人客は少ないので、女性グループや、男性と女性の混合グループは明らかに減っている。
と考えられます。
こういった仮定を立てた上で、オーナーと検証と対策を打ち合わせすることになります。
担当:内山 雄介