飲食店 売上金管理④
次に経理処理ですが、会計ソフトを使う場合は勘定科目を ①売上金 ②小口現金 ③両替金の3つ作ることをお勧めします。現金勘定1つだと残高あわせが面倒になりますので。
日々の帳簿入力は ③は通常残高が変わることはありませんので、そのまま。 ②は出金状況をそのまま入力。 ①については、いくつか方法があります。
a)毎日 売上金○○/売上高○○ と入力し、 通帳入金時に 預金○○/売上金○○ と入力する方法。
これが一番実際のお金の流れに沿った方法です。が処理件数が多くなります。
b)通帳入金時に 預金○○/売上高○○ と入力する方法。
a)の方法を簡略化した方法です。処理件数は少なくなりますが、月末や期末に通帳入金できなかった分については、
売上金○○/売上高○○ という処理が必要になります。
c)通帳入金時に 預金○○/売上金○○ と入力し、 月末に月の売上合計額で 売上金□□/売上高□□ と入力する方法。
私はこれでやることが多いです。月中の売上金残高がマイナスになるので気持ち悪いと思われる方もいるかもしれませんが、月末には残高が合います。
また、売上をひと月分まとめて計上しても特に問題はありません。
このほかにもあるとは思いますが、一番ピンと来る方法で行ってください。
最後になりますが、毎日の伝票および集計ジャーナル、手書きの領収書を発行している場合はその控えはきちんと整理して保管しておいてください。保管期間は最低7年です。保管場所に困ると思いますが、こればかりは法律で決められておりますので...もし税務調査が入った場合も不明点があれば原始帳票であるこれらの資料を確認されることがありますのでなくさないでくださいね。
担当:内山 雄介