飲食店 売上金管理②
先日の続きです。
飲食店の税務調査ですが、残念ながら、一般の税務調査より厳しいことが多いのが現状です。
これは飲食店に限らず現金商売を行っている場合にいえることです。
通常税務調査というと2週間位前に調査に入る旨を税務署の担当官から連絡があるのですが、飲食店では、抜き打ちで調査に来ることも少なくありません。
抜き打ちで調査が行われる場合には、売上除外などの不正が行われているので、隠蔽させるスキを与えさせないと考えられているのでしょう。
実際には社長や店長が不明瞭な現金の持ち出しをしたり、売上伝票の除外をしていないかということを現場の従業員に聞き込みをすることもあります。
ある社長さんから伺った話ですが、調査官が社長の自宅にあらわれ、奥さんに
『ご主人が夜何か荷物を持って帰宅されることはありませんか?』
と聞かれたそうです。
たぶん売上金を自宅に持って帰っているのではないかと疑ったのだと思いますが、(もちろんそんなことは一切ありませんでしたが。)
それくらい飲食店の現金管理については税務署にも狙われるポイントになってます。
それでは、日々の現金管理はどのようにしたらいいかを次回から書いていきます。
担当:内山 雄介