資産税のプロの考えを聞く ~中央区の税理士ブログ~
株式会社日税不動産情報センター様が主催した記念セミナーで、
『「相続税増税時代」このような制度・対策に対して三人の実務家はどう考える?』
という題目でのパネルディスカッションがありました。
オンデマンドで無料視聴できるので申し込みました。
パネリストは
岩下忠吾税理士
本郷 尚税理士
関根 稔弁護士(公認会計士・税理士)
というプロ中のプロが、相続(税)をめぐる制度について、それぞれの意見を述べる
という形で進行されました。
例えば、
・節税目的の養子縁組については、全員反対。
・小規模宅地の特例を受けるために二世帯住宅に住むことについては、基本的には全員反対。
・相続時精算課税は積極的に活用すべきかについては、基本的には全員反対。
経験豊富なプロは、税金以外のことも含めて先々のことを考えているので、非常に慎重です。
確かに、相続時精算課税については、将来相続税なんてかからないだろうと考えて利用している
人はかなりいると思います。
しかし、今年の改正(改悪?)によって基礎控除が引き下げられたことで、予想外に相続税の申告
が必要になってしまうという方がそれなりに出てくるはずです。
ですから、それなりの条件がない限り、危険な要素があったわけです。
計18の項目がありましたが、プロ中のプロの意見も分かれる(当然ですが)ことなどを確認して、
自分の立ち位置を確認することができました。
担当:内山 雄介