講師の仕事
昨日は京橋法人会の税務研修の講師をやってきました。
この商売やってると、事務所に引きこもって、1日に一度も人と話さずに終わってしまう(極端ですが・・・)なんて日もあったりしますので、大勢の前に出て話す。なんて機会はこちらが望んでセミナーでも開かない限り絶対にありません。
以前サラリーマンをしていたときには、たまには大勢の前で話す機会があったのですが、それでもせいぜい3~40人程度です。
どうも研修会の参加者は100名近いという情報を事前に聞いていたため、もう前日から胃が痛くなるほど緊張しまくりです。
更には事前に講義用の資料を渡されただけで、講義の進め方やNGワードなどの打ち合わせが全くなく、これが緊張感をさらに高めました。もうギリギリです。。。
しょうがないので前もって講義内容を確認したら、さらっと流すと60分の持ち時間のうち40分くらいで終わってしまう内容なので、中身を膨らますために結構な時間もとられ・・・
なんていうギリギリの状態で、当日です。朝から仕事が手につきません。
幼い頃、昼過ぎにある予防注射がイヤで午前中ずうっとソワソワしていた感覚を思い出しました。
午後2時から研修を始めるということしか聞いてないので、何分前にいったらいいかも分からず、とりあえず30分前にいったら誰もいなくて、なんかヤル気満々で早く来ちゃいました!みたいな状態になって・・・最悪です。
30分前から演壇の横に用意された机に座らされ、前を見てると、どんどん増えていく参加者の皆さん。もう限界。と思った頃に研修が始まりました。
司会者の方から紹介がされ、演壇に上がった瞬間頭の中が真っ白になり、いきなりイヤな汗がどっと出てきて。
『ただいまご紹介いただきました税理士の内山です。・・・(中略)・・・ 途中お聞きくぐしいい。
(いや違う)
途中お聞きぐぐしい。
(これも違う)
途中お聞きぐるしい点もあるかとは存じますが、最後までよろしくお願い申し上げます。』
(やっと言えた!!!)
もう最初からグダグダです。。。
もう汗がとならなくなってきて、いきなり
『スミマセン上着を脱がしていただきます』
という始末。。。最悪です。
とにかく初めはスライドに沿って、ゆっくりと話すことを心がけるので精一杯。もう受講している皆さんの顔を見る余裕もありませんでした。
それでも講義を始めて30分くらいたったころからは余裕も出てきて、冗談を交えながら、なんとなく、うまい具合に進めることが出来、結局55分で終了。
5分あまりましたが、まあ許容範囲でしょう。
このブログもそうですが、普段から分かりやすく説明することを心がけていますので、そういった意味では分かりやすい講義が出来たのではないかと思います。講義後も個別にご質問いただいて、受講者の皆様も熱心に聴いてくださったと思い、感謝です。
それにしても、もう少し日本語練習しないといけないなあ。と思った一日でした。
担当:内山 雄介