法人申告所得35%減
今年3月までの1年間に決算期を迎えた法人の申告『所得』総額が、前年を約20兆円下回る37兆9874億円(前年比35.4%減)と大幅に下落したそうです。
下落率、下落幅ともに統計の公表を始めた1968年以来最大で、
申告した『税』の総額も前年比4兆8244億円減の9兆7077億円(前年比33.2%減)と大幅に低下したそうです。
また、ここが重要なのですが、
黒字申告企業の割合は昨年の32.4%から29.1%と、初の30%割れと過去最低だったそうです。
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日本には大小あわせ300万社の法人があります。
日本の法人税収は、そのうちの1%にも満たない大企業が全体の50%を納めています。
景気低迷で、中小企業のみならず大企業も赤字を出している状況では、税収の落ち込みも当然といえば当然なのですが、
黒字申告企業の割合が3.3%減ということは、300万社×3.3%=約10万社が赤字に転落したと考えられます。
結構なインパクトです。
担当:内山 雄介