日本橋のおべんと屋さんをまじめに考えてみた①
こないだテレビでやってたんだけど、日本橋界隈の移動(行商)弁当屋さん
→お昼になると車とかで売りに来るおべんと屋さんね。
の取締りが強化されてるらしい。
取締りを強化している理由としては、
・おべんと屋さんに客を取られて、地元の飲食店の売上が減っている。・衛生上の問題
ということらしい。
たしかに、店舗を持ってれば家賃その他の経費がかかるから、どうしても行商のおべんと屋さんにはコスト面で負けてしまう。
この不景気、お昼休みのサラリーマンやOLさんたちは少しでも安い昼飯を求めている。
そりゃ店舗型の飲食店は大胆な値引きはできないからおべんと屋さんにお客さん取られてしまうわなw
で、地元商店の味方?区役所が行商弁当屋排除に乗り出した。
ということらしい。
ユーザーのサラリーマンやOLの意見としては、安くておいしいものを提供しているおべんと屋さんを排除するとは、役所はけしからん。
ってなりますね。
どちらの意見も一方の立場に立てば相応なんでしょうが・・・
で、ここでおべんと屋さんの収入を考えてみます。
お弁当一個500円、一日70個程度売って、一日の売上35000円原価率が35%として。粗利益が22750円光熱費など諸経費15%くらいとして一日の利益ざっと17500円?月に20日稼動として、月の利益35万円?年間所得420万円?
対して、通常店舗型の飲食店であれば、利益率は10%くらい。個人経営で自分が働けば人件費が浮くとしたら、想定利益率は20%くらい。これでおべんと屋さんと同じ月35万円の利益を出すには、月の売上175万円おべんと屋さんに合わせて月20日稼動としたら一日の売上87500円稼がなくちゃいけない。実際は銀行借り入れの返済や何やで、もっと稼がないといけない。
結構大変ですよね。
明日に続きます。
担当:内山 雄介