六本木ママの経済学
大学の恩師から新刊出版のメールをいただき、早速書店で5冊ほど購入しました。(4冊は知り合いに配りました。)
また、狙った題名だな~と思いつつも通勤電車の行き帰りで読めてしまいました。
今回は会計の話というよりも経営の話。大人の恋愛?を交えながらストーリー仕立てになっていて、そこに『損益分岐点』・『機会費用』なんて話が入ってくる。
ストーリー仕立てになってるのは『餃子屋と高級フレンチ・・・』に近いでしょうか?
誰が読んでも分かりやすいように、かなり簡潔に事業計画の立て方をストーリーに盛り込んでますが、本質を突いていると思います。
この本は六本木にクラブを出店する。というストーリーですが、本書で書かれている内容は、六本木のクラブに限らず事業計画を立てるときの基礎となるものです。
私は今は実務家ですが、以前サラリーマンをやっているときは事業計画や出店計画の立案もかなりやってました。事業計画を作るときは、利益目標をつくり、それを細かいところに落とし込んでいく。(分解していく)という一連の作業をしたりするのですが、この200ページもない(しかも字が大きい)本でその流れが網羅してあります。
また、損益分岐点の説明も、このくらい簡潔に説明されている本はナカナカないと思います。
先生が良くおっしゃるように面白いのは『カネ勘定』ではなく『カネ儲け』というのは的を得ていて、カネ勘定(会計)より、カネ儲け(経営)を軸にしたほうが確かに読みやすい。と思いました。
それにしても本当にフィクションだろうか???
担当:内山 雄介