会計ソフトについて その参
⑤財務分析を利用するかたとえば勘定奉行とPCA会計でシステムAとかBとかの差はほぼ財務分析機能がついているかどうかの差です。財務分析等は行わない(税理士などに任せる。)という場合にはほぼ使わない機能ですので、価格とのバランスで検討することになります。特にキャッシュフロー分析などの機能を使う場合には、仕訳入力の方法なども規則に従わないと適正な結果がでない場合がありますので、注意が必要です。
⑥他のソフトとの連携はどうか業務ソフトも会計ソフトだけではなく、給与ソフトや販売管理ソフトも使われるかもしれません。やはり同じメーカーのソフトを使うほうが操作性が統一されるので効率はいいと思います。
⑦ランニングコストの検討会計ソフトは購入したあともコストがかかります。基本的にはユーザー登録をするとサポート契約のお知らせが来ます。サポート契約を結ぶと使い方に疑問があったときにヘルプデスクの利用ができたり、新バージョンが発売されたときに安く買えたり、無料でもらえたりします。逆にサポート契約を結んでないとバージョンアップの必要性があったときに再度買いなおさなくてはならない場合もあります。しかし、この契約料が馬鹿になりません。安いものでも年間2万円程度、高いと5万円とかかかります。この金額はソフトの価格と同様に検討したほうがいいと思います。ただ、サポート契約を結んで一番よかったと思うことは、新しいバージョンが安価(無料)で手に入るということでしょうから、バージョンアップの必要が出た時にだけサポート契約を結ぶのもひとつの方法です。
たとえば、今年は会社法の改正があったので、どうしても改正対応のバージョンに乗り換える必要がありましたが、毎年バージョンアップが必要なわけではありません。(メーカーは毎年のようにニューバージョンを出しますが。)次にどうしてもバージョンアップが必要なのは消費税率の引き上げのときでしょうか?
担当:内山 雄介