またもや詐欺ファンド?
昨日から報道されているMRIインターナショナルの件をご存知でしょうか?
磁気共鳴画像装置のMRIではありません!
米国(ネバダ州ラスベガス市)にある投資会社の日本支店(千代田区永田町)が投資資金1300億円(と報道されている)を消失させた可能性があるという事件です。
この法人は、米国において行う診療報酬請求債権(Medical Account Receivables。「マース」)の購入及び回収事業から生じる利益の一部を配当することを内容とする権利の販売していました。
米国では、医療機関が保険会社から十分に診療報酬を受け取ることができていない事情があるため、診療報酬の請求行為が債権として市場で扱われており、面倒な診療報酬請求を専門とした回収ビジネスが存在しているという説明がパンフレット等でなされています。
なんかもっともらしいですよね?!
本日26日には金融庁が金融商品取引業の登録を取り消したとのこと。
私は昨日この報道を見てびっくりしました。
投資してた訳ではありませんが・・・
このファンドの存在を10年位前に知って去年も存続してたことを確認してたからです。
最初に聞いたときは、高配当で小口の投資も可能だったため、胡散臭いと感じてたのですが、破綻した話も聞かなかったので、投資しておけば良かったなぁとか思ってました(笑)
うまい話はないということでしょうか。
過去に投資資金を引き揚げた人は、ホッと胸を撫で下ろしていることでしょう。
関東財務局のWEBサイトを見ると、
「少なくとも平成23年以降、当社は顧客からの出資金を他の顧客への配当金の支払いに充てる取扱いをしていた。」
とあるので、当初の運用はどうなっていたのか知りたいところです。
担当:内山 雄介