『お金の味』 ~中央区の税理士ブログ~
「借金の底なし沼で知った お金の味」金森重樹著
~25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記~
という4年前に出版された、強烈なタイトルの本を読みました。
著者の金森さんは、行政書士の営業としてFaxを利用したり、不動産を通信販売の商品にしたりと
型破りなマーケッターとして有名な方です。
なぜ若いときにそのような借金し、どのように切り抜けたのかが気になり読んでみました。
きっかけは生糸の先物取引だったのですが、借金が膨らんでいく様子は生々しいものがあります・・・。
ところで、本書では、税や簿記会計の話題も多く出てきます。
税に関して著者は「源泉徴収制度は国がやっているコソ泥」との苛烈な意見があります。
同様のことを言っている人は多くいます。
さすがにコソ泥とは思いませんが、何のインセンティブもなしに、雇用主側に重い負担を課していることには
疑問を感じます。
これは本書の本筋とは関係ない話ですが。
いずれにしても極限の状態をくぐり抜けた人のストーリーからは学ぶことが多いです。
担当:内山 雄介